海津市議会の令和7年第2回定例会の議事録を要約して紹介します。
なお、議事録はこちらで閲覧できます。
概要
- 会期: 令和7年6月16日、18日、19日、30日
- 出席者: 議員15名、市長、副市長、教育長ほか
主な議題
- 一般会計補正予算
- 補正予算額として8,230万2,000円を追加し、総額を170億5,970万円とする。
- 財産の取得
- 株式会社電算システム(岐阜市)からGIGAスクール用タブレット端末2,355台を1億1,532万9,060円で購入することが決定された。
- 工事請負契約の変更
- 当初の図面にない地下工作物やエントランスの土間コンクリートの空洞が発見され、工事請負金額の増額と完成期限の延長が決定された。
- 専決処分の報告
- 令和7年4月に平田町蛇池において発生した路面陥没による車両破損事故の和解および損害賠償について報告された。
- 条例の改正
- 「海津市職員の勤務時間、休暇等に関する条例」と「海津市職員の育児休業等に関する条例」の一部が改正された。
- 「海津市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例」が一部改正された。
- 人事
- 教育委員会委員に宇野恵里氏が選出された。
- 公平委員会委員に渡邊良光氏が選出された。
- 海津市選挙管理委員会委員および補充員の選挙
- 海津市選挙管理委員会委員および補充員が指名推選によって選出された。
- 議員の派遣
- 議員の資質向上を目的に、第294回岐阜県市議会議長会議に里雄淳意議長、北村富男副議長の派遣が決定された。
- 一般質問 ※別途まとめる予定です。
- 川瀬厚美
- 六鹿正規
- 寺村典久
- 松岡唯史
- 浅井まゆみ
- 小粥努
- 北村富男
- 片野治樹
- 古川理沙
解説 プレミアム付デジタル商品券を巡る討論
一般会計補正予算におけるプレミアム付デジタル商品券(3,935万3,000円)について討論が行われた。
橋本武夫議員は賛成意見を次のように述べた。
紙のプレミアム付商品券(総額2億4,000万円)は、半分が65歳以上の高齢者を対象に販売された一方で、プレミアム付デジタル商品券(総額1億8,000万円)は、30代から50代に多く利用さ
れると予測されており、幅広い市民への支援になる。また、地域経済の循環やデジタル化の推進につながる。
松岡唯史議員は反対意見を次のように述べた。
プレミアム付デジタル商品券はスマホを使えない人や商品券を購入する余裕のない人にとって不公平が生じる。水道の基本料金免除、ごみ袋の全戸配付の方が全ての市民に公平に支援が行き渡ることから、物価高騰対策として適している。
解説 HPV(子宮頸がん)ワクチンの接種期間の延長
供給不足によりHPVワクチンの接種が受けられなかった状況が確認されたため、国の方針に基づき公費接種の期間が令和7年度の1年間延長された。
感想
令和7年第2回定例会では、行政サービスの効率と公平性のバランスをどう取るかという課題が議論された。
特にデジタル商品券を巡る議論では、利便性を追求する一方で、スマホ操作に不慣れな人を取り残さないための配慮や直接的な支援を求める声など、市民の切実な不公平感に向き合う行政の難しさを実感した。
また、GIGAスクール用タブレット端末の購入が決まり、教育現場への積極的な投資の姿勢を感じられた。自分が小中学生だった頃には想像できなかったような先進的な取り組みが、この海津市でも着実に行われていることを確認でき、時代の変化に即したスピード感に安心した部分もある。
本題とは逸れるが、海津市ホームページ上で議事録の更新が昨年7月から止まっており、今年2月にようやく更新された。職員の多忙さは理解するが、議事録は市民が市政を知るために極めて重要な情報であるため、迅速な情報公開にも注力してほしいと思った。
